先日素敵なお歌とピアノのアンサンブルを聴く機会がありました。ホールに響き渡る美しく伸びやかなソプラノの歌声にすっかり魅了されてしまいました。なかでも「からたちの花」という童謡は歌い手の方にとっても思い入れのある曲とのことで、美しい日本語の歌詞が、きれいなピアノの旋律に乗って心の奥深くまで染みわたったようで胸が熱くなる思いでした。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとおる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。