昨日の日曜日、横浜ユニオン教会で催されたアンサンブルコンサートを聴きに行きました。ピアノ、ファゴット、ホルンで奏でられたとても楽しい音楽会でした。サンサーンスの謝肉祭から始まって、天国と地獄、ぞうさん、証城寺の狸囃子、ふるさと、カエルの合唱、子犬のワルツ、こぎつね、蝶々、マイボニー等・・・和洋様々な曲にまつわるエピソードをお話ししてくださったりして、大人も子供も音楽に親しみを抱かせてくれるような心遣いが随所に感じられ、ほんとうに暖かくて和やかなコンサートでした。とりわけ日ごろはドイツで活躍している日本人の音楽家の方々が奏でる「ふるさと」には異国で音楽の道を志している演者の方々のしみじみとした思いが伝わるようであり、会場の山手の丘の上近くの外人墓地に眠る方が抱いたであろう、はるか彼方の母国への切ない思いも重なってくるようでした。